年700杯ラーメン通が推す「地方の名店の絶品4品」 わざわざ食べに行きたい長野県上田市の名店を紹介

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なかでも、私がとくに推したいのが「塩そば」である。

(画像:OCEANS編集部)

スープ(出汁)は、鶏純度100%。地鶏のガラ、名古屋コーチンの骨など、複数の部位を選りすぐり、緻密な計算によって掛け合わせ、丁寧に炊き上げている。これに芳しい帆立の香気を溶け込ませた塩ダレが、土台として支え抜く盤石の構成である。

口内で旨味がバルーンのように大きく膨らみ、嚥下したあとも心地良い余韻が快楽中枢を刺激するフルボディの味わいだ。

塩そばを注文する際には、「熟成醤油を塩そばに変更してください」と伝えよう(画像:OCEANS編集部)

ストレート麺も、スープを存分に絡め取り口元へと運び込む、この一杯の頼もしき相棒だ。気が付けば、スープまで一滴残らず完食していることだろう。

麺道 金獅子
住所:長野県上田市上田原1112-1
営業:11:00〜14:00、18:00〜20:00
水曜定休(不定休あり)
https://twitter.com/mendoukinjishi

古くから上田ラーメンシーンを支える老舗

名店③ まるで中華そばの“原風景”「日昌亭」

(画像:OCEANS編集部)

古くから上田ラーメンシーンの屋台骨として、地元の方々の胃袋を支え続ける老舗を2軒紹介する。

1軒目は「日昌亭」だ。上田の市街地にひっそりと佇む同店。ここを訪れずに上田のラーメンを語ることはできない。それほど地元から愛され親しまれている存在だ。

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