「頭がいい人」が外での勉強を勧める納得の理由 家勉派の人も「外勉すべきタイミング」がある

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家勉と外勉、どちらもメリットとデメリットがあるものの、一般的に外での勉強は自宅に比べると集中しやすいのです(写真:すとらいぷ/PIXTA)
読売新聞社記者などを経て、働きながら独学で司法書士試験、公認会計士試験に合格した石動龍氏による連載「あらゆるスキマ時間で集中学習! 無駄ゼロ独学術」。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボによりお届けする。

外勉は「場所の選定」が大事

独学者は、自宅で勉強する家勉派と、外で勉強する外勉派に大きく分かれます。どちらもメリットとデメリットがあるものの、一般的に外での勉強は自宅に比べると集中しやすいです。スマホ以外の誘惑は少なく、寝る場所もないからです。そのため、環境を整えれば勉強に集中しやすく、効率を高められます。

アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の提供記事です

それでは、自宅の外で勉強する場合に集中する方法について考えましょう。

まず、重視すべきは場所の選定です。大切なのは、自宅や通勤ルートに近い場所を選ぶことです。

通常の行動範囲から遠い場所は、行くこと自体が大変です。勉強するルーティンを確立するには、自然に足が向き、習慣としてテキストを開ける環境を整えるべきです。これまでに書いたとおり、三日坊主になる最大の原因は、始めるのにエネルギーが必要なことです。

典型的なのがスポーツジムです。自宅や会社から遠い場所を選んでしまうと、意欲の高い最初の何回かは通うことができても、次第に通うこと自体にストレスを感じるようになります。面倒くささが楽しさを上回れば、自分一人の決断でサボることができます。何回か休むと、あっという間に行かなくなってしまいます。誰でも似たような経験があるのではないでしょうか。私も同じ失敗を何度も繰り返しています。

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