広島ダイソーで売れまくる便利グッズの正体 そこには「品位」を保つ努力があった
便利で快適な日用品が盛りだくさんの100円ショップ。中でも最大手は広島県東広島市に本社を構える大創産業。あの「DAISO(ダイソー)」である。そんなダイソーのおひざ元にほど近い、広島県呉市の「ダイソー呉レクレ店」では、不思議な商品が売れ行きランキングのトップに輝く。以下をご覧いただきたい。
2位:イージーシーラー
3位:オリジナルブランド むき甘栗
2位のイージーシーラーとは、いったん開封した袋入りのスナック菓子の口に熱を加えて再密封できる便利な道具。ステープラーのような形状の商品だ。3位のむき甘栗は、言わずと知れた天津甘栗の皮を最初から取り払ったおやつ。どちらも「ああ、なるほど」と思うだろう。
しかし、この1位のアイロングローブは見慣れない人が大半ではないだろうか。アイロンはわかるがグローブって……? その謎を解明するため、取材班は広島の呉へ飛んだ。
「手にはめるアイロン台」をいったい何に使うのか
「呉レクレ」とは温泉施設や飲食店街のほか、カジュアル衣料品店「ユニクロ」や書店などを備えた複合商業施設。休日には多くの呉市民でにぎわう。そんなショッピングセンターの一角に「ダイソー呉レクレ店」はある。取材班はさっそく売り場へ。そして、お目当てのアイロングローブと対面した。見た目はスリッパのような、卓球のラケットのような形状。失礼ながらパッと見ただけでは「おお! これは確かに1位だ!」という感じはしない。では、これをいったい何に使うのか。
アイロングローブとは、平たく言えば「手にはめるアイロン台」だ。洋服をハンガーに吊るしたまま、アイロンが掛けられるという優れもの。アイロン台を出す手間が省けるという、とっても便利な100円グッズだった。それにしても、数ある商品の中でアイロングローブが、なぜこの店でだけ突出的に売れるのか。
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