京急の鉄道イベント、いったい何がスゴいか

「中の人」が明かす「鉄道フェスタ」の舞台裏

イベントでは赤、青、黄色の人気車両が勢ぞろいした

支給する弁当の数は約450。京急電鉄全線の駅長が集結し、「相談するなら会議より話が早い」というほど、職員の出席率が高い。広い工場内ではスタッフ同士が、クイズ大会の参加券の配布状況や迷子の照会から記念乗車券の列の長さまで、ひっきりなしにあらゆる情報を無線でやり取りし合う。

5月24日、京急久里浜駅近くにある車両基地で開催された「京急ファミリー鉄道フェスタ」。今年で16回目を迎えるイベントの舞台裏を主催者側から紹介する。

目的は参加者とのふれあい

このイベントの初開催は、2000年8月にさかのぼる。当時、特急仕様から通勤形へ改造工事が進んでいた2000形電車の、最後の編成を使った貸切電車の運転に合わせて、その目的地であった久里浜工場を一般開放したのが始まりだ。

2回目までは「ふれあい電車フェスタ」というイベント名だった。普段は、乗客にとって遠い存在である車両工場を開放して、電車に親しんでもらいたいという想いがあった。3回目以降から「鉄道フェスタ」に名を変えた。電車に限らず、工務や電気部門、グループの物販会社が参加し始め、オール京急体制となったためだが、参加者とのふれあいを大事にするという理念は変わっていない。

その好例が、子どもを対象に配る「お仕事カード」だ。当初は場内を回遊してもらうスタンプラリーを実施していた。各エリアを回ってもらえば、場内の混雑も分散するという狙いもあった。

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