日テレ新会社は「ネットとテレビの接着剤だ」 独占!HAROiD社長がすべてを語った
5月25日、日本テレビ放送網はスマートテレビ、スマートデバイス向けをメインフィールドとする合弁会社「HAROiD(ハロイド)」を、バスキュールとともに設立したと発表した。
ただし、発表されたリリースを見ると、合弁会社の簡単な自己紹介のみで、合弁事業の狙いなどは言及されていない。
共同事業を立ち上げるバスキュールは、テレビ、ウェブ、スマートデバイス向けアプリ、デジタルサイネージなど、多様なメディアプラットフォーム上でエンターテインメントコンテンツを提供。近年はテレビ局と協業してのコンテンツ制作で存在感を急速に高めてきた企業だ。
これまでも「ネットとテレビの接続」に挑んできた
一方の日本テレビは数年前からデータ放送の枠組みを使い、テレビ番組にインタラクティブ性を与えたり、ソーシャルネットワークと連動した要素を取り込んだりする「JoinTV」というプロジェクトに取り組み、番組制作を行うテレビ放送局側からのアプローチで、ネットとテレビの世界の接続を提案してきた。この仕組みはエンターテインメントコンテンツとしてだけでなく、徳島県で行われている災害・高齢化対策実験「JoinTown」でも応用されている。
HAROiDでは、JoinTVで得られたノウハウを活かし、テレビ番組を通じた新しいコミュニケーションやコンテンツ制作の可能性を広げていくことで、視聴者、制作者、広告主のすべてに対して新しい価値を創造していくという。
では日本テレビはJoinTVの”延長戦”を、HAROiDという別会社で続けようとしているだろうか。新会社社長に就任した安藤聖泰氏に、HAROiDの狙いについて話を聞いた。
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