「美人すぎる議員」が次々に誕生するカラクリ

玉石が入り混じる中、ホンモノは誰か

筆談で立候補への意気込みを語る斉藤りえさん(2015年2月25日、国会にて)。北区議会選でトップ当選を果たした(写真:日刊スポーツ/アフロ)

今年4月の統一地方選の特徴をひとことで表せば、「女性の躍進」といえるのではないか。とりわけ後半戦の4月26日には、多くの"美人議員"が誕生し、話題をさらった。

北区でトップ当選した「筆談ホステス」

その中でもっとも話題となったのは、東京都北区の区議会議員選挙で当選した「筆談ホステス」こと斎藤里恵氏だろう。その人生は波瀾万丈だ。1歳10カ月で髄膜炎のために聴力を失い、思春期は非行に走って「青森一の不良娘」といわれたほど。数々の接客業を経て夜の銀座に進出すると、「筆談するホステス」として話題になり、2009年には著書「筆談ホステス」を上梓。テレビドラマ化されもした。

2010年にはシングルマザーのままでハワイで女児を出産し、2015年2月に区議選に出馬を表明する。出馬には日本を元気にする会代表の松田公太参院議員の特別の「引き」があったとされ、「ホステス時代に松田氏が客として通っていた」と囁かれた。

では松田氏は青森出身で銀座で有名になった斎藤氏を、なぜ北区で擁立したのか。そこには松田氏の戦略があった。というのも今回の選挙は松田氏にとって、決して負けられないものだったからだ。

『仕事は5年でやめなさい』という著書もある松田氏は、2011年の参院選で初当選した時、「1期6年だけで政治の世界から足を洗うだろう」と見られていた。

ところが、松田氏は2期目を狙うようになった。2期目に向けた挑戦といえたのが、2013年の参院選でみんなの党公認候補として、東京選挙区に桐島ローランド氏を擁立したこと。桐島氏は松田氏の10年来の飲み友達。当選すれば次期参院選における力強い味方ができるわけだ。

当時のみんなの党は、代表の渡辺喜美氏よりもまゆみ夫人が権勢をふるっていた。 ハンサムな桐島氏なら、渡辺まゆみ氏が気に入り、公認されやすいとの計算も働いたはずだ。ただ結果は惨敗に終わり、寄るべきみんなの党も昨年崩壊した。

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