米国株が大幅続落、投資家心理が悪化

中国やギリシャ資金繰りへの懸念が強まる

4月17日、米国株式市場は大幅続落で引けた。写真は2013年8月、ニューヨーク証券取引所前で撮影(2015年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 17日 ロイター] - 17日の米国株式市場は大幅続落で引けた。中国が株式取引の新ルールを打ち出したことや、財政破綻状態にあるギリシャの資金繰りがつきそうになっていることに加え、米企業が発表した業績がいまひとつで投資家心理が悪化した。

ダウ工業株30種の終値は279.47ドル(1.54%)安の1万7826.30ドル。

ナスダック総合指数は75.98ポイント(1.52%)安の4931.81。

S&P総合500種は23.81ポイント(1.13%)安の2081.18で3月25日以来の下げ率を記録した。

週間ではダウ平均とナスダックがそれぞれ1.3%、S&P500種は1.0%の下落となった。

この日は海外の主要市場の株価下落の流れを引き継ぐ形で幅広い銘柄が大きく売られ、S&P500種は10分野すべてで値下がりした。

中でも下げが大きかったのは、金融株指数で1.3%の下落。ダウ平均の構成銘柄でもあるアメリカン・エクスプレスは4.4%安。前日発表の決算がドル高などの理由で予想に届かなかったことで売り込まれた。

ドル高が収益を圧迫している複合企業のハネウエルと電機・金融大手のゼネラル・エレクトリック(GE)はそれぞれ2.1%安と0.1%下落した。

中国の株価が7年ぶりの高値水準にあることで同国の規制当局は警戒を強めている。株の空売りのための貸し株を認めたほか、空売りできる株数を増やすことも決めた。これを受けて、ハンセン中国企業株指数(H株指数)の先物は3.42%下落し、中国株式相場の先行き不安が欧州や米国の市場にも波及した。

投資家はギリシャのユーロ圏離脱も懸念している。ギリシャ政府は同国が公務員給与支払いなどのために公的部門のあらゆるセクターから資金をかき集める必要があるとした報道を否定した。

この日の騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ2458で上げ596(比率は4.12対1)、ナスダックは下げ2160で上げ597(3.62対1)だった。

BATグローバル・マーケッツのデータによると米取引所の合計出来高は71億株で今月の平均である61億株を上回った。

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