3人と仮交際した男性「地味な女性」を選んだ真意 1人は美人、もう1人は可愛いタイプだったのに

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「デート代や食事代は男が払うべきか。割り勘でも良いのか」について考えてみます(写真:zak/PIXTA)
少し前にネットニュースを騒がせていたのが、“男性がデート代や食事代を払うべきか否か”の話題だ。発端はセクシー女優、深田えいみさんのTwitter投稿。そして、元AKB48のメンバーでタレントの大島麻衣さんのYouTube生配信。お二人とも、「デート代や食事代は男性が支払って当然」という考え方だった。では、実際婚活している女性たち、男性たちの現状は、どうなのか?
仲人として婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて、苦労や成功体験をリアルな声とともにお届けする連載。今回は、「デート代や食事代は男が払うべきか。割り勘でも良いのか」について考えてみたい。

結婚相談所でお見合いする場合、お見合いのお茶代は「男性が払う」というルールはないのだが、暗黙の了解事項となっている。カジュアルな婚活アプリなどでは、飲み物を最初に買ってから席に着くタイプのカフェで会うことが多い。それぞれが自分の飲み物を買ったり、男性が2人分買ったりしているようで、それはカップルによってさまざまだ。

相談所のお見合いは、“一生の伴侶となる人との出会いになるかもしれない”という考えのもと、格式を重んじて、ホテルのティーラウンジなどでお見合いが行われる場合が多い。ホテルのラウンジは、コーヒー1杯が1500円前後する。それに消費税を入れて2人分払うとなると、男性にとっては侮れない出費となる。

支払いまでの過程が心地よくない

以前、こんなことがあった。ようこ(38歳、仮名)が、みつお(43歳、仮名)とホテルのティーラウンジでお見合いをした。自己紹介も含め1時間程度話をして、滞りなくお見合いは終わった。

「では、そろそろ行きますか」

伝票を持ってみつおが立ち上がり、それに着いてようこも出口に向かった。レジの一歩手前まで来ると、みつおがようこに言った。

「お見合いのお茶代は、男性がもったほうがその後の話がうまく進むと、仲人から言われてきたのですが、まあ、それも……」

そこで、口ごもったのだが、ようこに言わせれば明らかにその後に続く言葉は、「おかしな話ですよね」ではないかと。そこで、ようこは言った。

「私のお茶代は、自分でお支払いしますよ」

すると、みつおは、レジに来たウェイターに、「会計は別々でお願いします」と伝えた。

後日、その報告を入れてきながら、ようこは言った。「自分で飲んだお茶代は、自分で払って当然だと思いますが、そのやり取りする過程が心地よくなかったです。今回のお見合いは、お断りでお願いします」。

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