落下事故多発の「抱っこひも」、製造元責任は?

半数以上が偽造品?安全基準無視の製品も

赤ちゃんの命を守る「抱っこひも」。品質管理は最重要です(写真:わたなべ りょう / Imasia)

大手ベビー用品メーカー「エルゴベビー」。このブランドの製品としてネット販売されている「抱っこひも」の半数以上が偽造品だったことが明らかになった。なかには、子どもを支える腰や肩のベルトの強度が安全基準を下回っていたケースもあるという。

エルゴベビーの抱っこひもは、シェア50%を超える人気ブランド。横浜市の輸入代理店の公式サイトによると、正規店以外のネットショッピングサイトで、同社製としている抱っこひもを無作為に25個購入したところ、14個が偽造品だった。

「偽造品」の販売業者に返金請求できる

抱っこひもをめぐっては、使用中に乳幼児が落下する事故が相次ぎ、製品の改良や使い方の周知が課題になっていた。基準を下回る強度の「偽造品」を製造した業者には、事故が起きた場合の責任を問えるのか。西田広一弁護士に聞いた。

当記事は弁護士ドットコムニュース(運営:弁護士ドットコム)の提供記事です

「基準を下回る強度の偽造品を製造・販売した業者に対して、購入者は、製品を返して、売買代金の返還を請求できるでしょう。偽造品だということが証明でき、詐欺となる場合は、詐欺取消しとして代金の返還請求ができます(民法96条1項)。

また、ネットで商品を売っていた販売業者が、基準を下回る強度の偽造品であることを知っているか、知ることができるような状況だった場合、その業者は債務不履行責任を負うことになります。購入者は、この場合も、契約を解除して、代金の返還請求ができるでしょう」

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