「出前一丁」に即席チャーハンが加わったワケ

ラーメン市場との意外な関係

四角い容器は、安定感も重視されている

「カップヌードルごはん」をはじめとする「日清のごはんシリーズ」は、おなじみのインスタントラーメンの味を「ごはん」化した、日清食品ならではのユニークな商品だ。そのシリーズに今月、新しい商品が加わった。その名も「出前一丁 出前坊やのまかないチャーハン」。即席麺の定番ブランド「出前一丁」を冠した即席カップライスである。

「出前一家が営むラーメン屋『出前屋』を手伝う出前坊やのために、出前ママが『秘伝のごまラー油』を使ってまかないのチャーハンを作る」。これが商品のコンセプト。説明書きの通り、ふたを開けて内側の線まで約160mlの水を注ぎ、よくかき混ぜてから500Wの電子レンジで5分30秒。すると、驚くほど簡単に本格的なチャーハンが完成する。

本物と遜色のない見た目と中身

中身は米のほか「コロ・チャー」と名付けられた角切りのチャーシュー、かきたまフレーク、ナルト、ネギ。味も想像を超える完成度だ。四角い容器に入った出来立てを見た瞬間は、さほどでもなかったが、お椀を用いて、キチンと皿に盛れば、本物のチャーハンと区別がつかないほどになる。

皿に盛りつければ、まさしく「チャーハン」の見た目だ

これをスプーンで食べてみると、米の一粒一粒が立った、コシのある食感が楽しめる。味は出前一丁のしょうゆ味がベースで、たまごとチャーシューを炒めた「風味」も加わり、まさにチャーハンそのものである。

しかも出前一丁ならではの、焙煎したごまの風味が香ばしい「秘伝のラー油」も付いている。食べている途中でかければ、さらなる芳醇なごま風味が加わるという、味の変化も楽しめる。

いわずもがな、チャーハン(炒飯)は中国料理の一商品だ。炊いた白米を焼豚や卵、ねぎなどと共に炒めた料理。その起源は古く、6~7世紀頃の唐の時代に発祥したといわれている。「日本には遣唐使が持ち込んだ」という説があるが、明治時代に文明開化で華僑の人たちが日本に移り住み、中国料理店の普及とともに全国各地に広まり、浸透していった。

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