ホンダ、北米の一部工場で生産抑制を計画 西海岸港湾の労使交渉長期化で部品不足に
[サンフランシスコ 15日 ロイター] - ホンダ<7267.T>は、北米の一部工場で生産を抑制する計画。米西海岸港湾の労使交渉が長期化し、一部の港湾が機能していないことから部品不足が生じている。
同社の広報担当者、マーク・モリソン氏によると、米オハイオ州、インディアナ州、カナダのオンタリオ州の工場で16日から部品不足が予想されており、16─23日に各工場の生産を調整するという。
同氏は「生産ラインの稼働を効率的かつ円滑に継続するための複数の重要な部品が十分に供給されていない。これらの部品には、電子機器など少数の重要部品や、トランスミッションなどの大型組立部品が含まれている」と述べた。
生産が抑制されるのは「シビック」、「CR─V」、「アコード」、「アキュラ」。
ホンダや他の自動車メーカーはすでにアジアから米工場に重要部品の一部を空輸している。
トヨタ自動車<7203.T>の広報担当者、マイク・グロス氏によると、同社は、北米の一部工場で残業を減らしているという。
日産自動車<7201.T>は、西海岸の労使交渉による影響をある程度受けているが、部品のローカライゼーションなどを理由に生産への影響は最小限にとどまるとしている。
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