「とりあえずやってみたほうが早い」「ピンと来たから」と、議論や指示を待つことなく軽やかに行動力を発揮。いわゆる「火事場の馬鹿力」も得意技です。
もちろんこうした行き当たりばったりのやり方には、「経験値が、いつまで経っても個人レベルで止まってしまう」「情報がチームに共有されにくい」といったネックもあります。たとえば料理なども、いわゆる「お母さんの味」はなかなかレシピとして明文化・伝承されません。
違っているから、補い合える
昨今のビジネス書・自己啓発書の潮流は、「行動がすべて」「失敗しないと成功できない」というメッセージが主流となっています。これなども、考えすぎて知ろうとしすぎて、行動できない人(特に男性?)が多い証しでしょう。
かといって、なんでもかんでも行動すればいいというものでもありません。調べていたらチャンスを失う場面もある一方、入念な下調べが必要なケースもあります。
そういったバランスを自分ひとりの中でうまく整えられれば理想ですが、うまくいかないことも多いはず。であれば、自分に欠けているところをほかのメンバーに補ってもらうしかありません。つまり、組織全体としてバランスをとるのです。
論理的に頭で考えようとするが、失敗するのが怖いので、知らないことを前にするとフリーズしてしまう人。
直感で動き、失敗を恐れずにトライするけれど、暴走したり、独りよがりになってしまう危険性もある人。
この両者が補い合うことこそ、ひとりではなく組織で働くことの醍醐味と言えるでしょう。
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