ANA、来年度の成田発国際線を増便へ

アジアでの出資検討を継続

 10月8日、ANAホールディングス(ANAHD)の伊東信一郎社長は会見で、傘下の全日本空輸(全日空)での国際線を2015年度に成田空港から「5便ほど増やす」計画を明らかにした。写真は成田空港で出発を待つANA機。2009年4月撮影(2014年 ロイター/Issei Kato )

[東京 8日 ロイター] - ANAホールディングス(ANAHD)<9202.T>の伊東信一郎社長は8日の会見で、傘下の全日本空輸(全日空)での国際線を2015年度に成田空港から「5便ほど増やす」計画を明らかにした。アジアの航空会社への出資については「いくつか検討している案件がある」と述べた。

<増便と新規路線で成田の国際線拡充>

全日空の篠辺修社長は会見に同席し、「羽田(空港)での(国際線)拡大が一息つきそうなので、来年度は成田を中心に国際線のネットワークを考えたい」と説明。具体的な路線については控えたが、「成田をアジアと北米をつなげるハブにする」という考え方をもとに、「増便と新規路線を考えている」と語った。

篠辺社長はまた、「コロンビアのアビアンカ航空とコードシェア(共同運航)を検討している」ことも明らかにした。全日空は昨日もブラジルのTAM航空とのコードシェア拡充を発表しているが、顧客の要望に応えるため、中南米ネットワークの拡大をさらに進める。

<アジアでの出資「いくつか検討」>

ANAHDは7月末、ミャンマーの航空会社アジアン・ウィングス・エアウェイズ(AWA)への出資を取りやめたが、アジアの航空会社などへの出資について、伊東社長は「シナジー効果の出る事業があれば今後もやっていく」とし、「今もいくつか検討している案件がある」と語った。

一方、4月からの消費増税8%の影響に関しては、「全般的には消費が落ち込んでいるという認識はしているが、人の移動という面では落ちていない」との見解を示した。

国内の景気動向に加え、中東情勢などリスク要因は複数あるものの、現時点では国際線でのビジネス需要や訪日外国人需要が順調で、国内・国際線ともに「堅調に推移している」と述べた。

<機内ネット接続、国内線でも導入へ>

全日空は8日、飛行中の機内でインターネットに接続できるサービスを国際線に続き、国内線でも2015年度中に開始すると発表した。乗客の要望が強いことから国内線でも導入することを決めた。

料金など詳細は今後決めるが、ボーイング787型機など約100機で導入する。また、国際線でのネット接続も約60機に増やす。

日本の国内線での機内ネットサービスは日本航空<9201.T>が初めて有料で導入し、スカイマーク<9204.T>は無料で提供している。

*写真を差し替えて再送します。

 

(白木真紀 編集:山川薫)

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