2種類のiPhone6、どっちが「買い」か? ハンズオンで実際に触ってみて分かったこと

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また、端末の上部にNFCが搭載され、Touch IDと組み合わせた決済サービスApple Payが利用可能だ。その他、最大150MbpsのLTE Advancedや802.11ac対応など、通信の高速化が図られ、VoLTE、Wi-Fi Callなどの音声通話機能にも変更が加わり、高音質化が図られることになる。

さらに、同日に発表した決済サービス「Apple Pay」に対応するNFC(近接通信)を搭載しており、iPhone 5s以降搭載しているTouch IDと組み合わせて、リアル店舗やオンラインショッピングでの決済に利用する。

iPhone 6とiPhone 6 Plusの相違点はディスプレイ

iPhone 6とiPhone 6 Plusのスペースグレーモデル。ホーム画面のアイコンの感覚の広さが分かる

中身の基本的な構成は共通化されている2つのスマートフォンだが、その違いは画面の大きさに起因するものだ。

 まずディスプレイは、4.7インチのiPhone 6が1334×750ピクセルで画素の細かさは334ppi。これに対し5.5インチのiPhone 6 Plusは1920×1080ピクセルとフルHDの解像度を実現し、4.7インチよりも細かい401ppiとなっている。いずれのディスプレイも、表面のガラスからバックライトまで非常に薄型化が図れており、iPhone 5sと比較してもその鮮やかさは驚かされるほどだ。ちょうど、艶のあるステッカーに印刷されたカラーの画像を見ているような感覚だ。

画面サイズの違いから起因する両モデルの違いは、厚みとバッテリー持続時間に出てくる。

4.7インチのiPhone 6は、6.9mmと、7mmを切る薄さを実現した。厚さ7.6mmのiPhone 5sよりも横幅は大きくなるが、この薄さと新しいデザインである丸みを帯びたエッジのおかげで、むしろiPhone 5sよりも握りやすかった。一方iPhone 6 Plusも、iPhone 5sより薄い7.1mmを実現している。

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