“日本のジャッキー・チェン”はこう作った

ジャッキー・チェンのアフレコ30年超、石丸博也が語る

 シリーズ誕生から30年が経っても、絶大な人気を誇るジャッキー・チェン主演の『ポリス・ストーリー』シリーズ。その最新作となる『ポリス・ストーリー/レジェンド』が6月6日よりTOHOシネマズみゆき座ほかにて全国公開される。
 2004年の『香港国際警察/NEW POLICE STORY』以来、10年ぶりとなる本作は、ビルの屋上からのダイブや、本物の中国散打チャンピオンとのハードなケージデスマッチなど、おなじみのアクションシーンも健在。60歳を迎え、なお進化するジャッキー・チェンのアクションが堪能できる。
 本作の日本語吹き替え版でジャッキーの声を務めるのが石丸博也。石丸氏は1981年の『ドランク・モンキー 酔拳』以来、33年にわたってジャッキーの声を担当してきた、まさに“日本のジャッキー”。ジャッキーの映画はむしろ石丸が吹き替える日本語版でなければ、という熱狂的なファンも多い。そこで今回は、本作の予告編収録を終えたばかりの石丸にインタビューを敢行。ジャッキーの声優を担当し続けてきた思い、そして苦労などについて聞いた。

俺は吹き替えをしていただけ

――ジャッキーの最新作となる『ポリス・ストーリー/レジェンド』は、父親としての思いが前面に出た内容となりましたが、石丸さんはどう感じましたか?

あちらも老けてきて、だいぶ俺に近づいてきたね(笑)。そういう点ではやりやすかったよね。

――『ドランク・モンキー 酔拳』のテレビ初放送が1981年ですから、石丸さんがジャッキーの声をあててから10年、20年、30年……。

数えないでよ、やんなっちゃうからさ(笑)。だいたい最初から制作サイドもジャッキーが売れるとは思っていなかったんだから。だから俺が選ばれたんだよ。それがまさかこんなに何本もヒットを飛ばしてさ。アクションスターになるなんて思ってもみなかったよ。

――ジャッキーの吹き替えといえば、石丸さん以外には考えられないというファンも多いですが。

自分ではよくわからないね。そういうことを言われると、とにかく恥ずかしくてしょうがない。たかが俺は吹き替えをしているだけだからね。

©2013 Jackie & JJ Productions Limited, Wanda Media Company Limited and Starlit HK International Media Company Limited All rights reserved

――たかがって(笑)。

いやいや、たかがですよ。俺がやってるのに比べたら、作るほうは大変なんだから。そりゃたかがだよ。日にちだってそう。映画なんて、何日かかって撮影していると思う? 俺たちなんて1日か2日で終わっちゃうんだから。そりゃ向こうの作品を馬鹿にしているよ。

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