就職人気ベスト300、三菱東京UFJが3連覇 2015年卒学生が選ぶ、人気企業300社ランキング【前半版】

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最後に、2003年からの「人気企業ランキング・ベスト3」の推移を見てみよう。

JTB人気が根強いのは例年のことだが、2003年に首位だったソニーは、前出のように今回の調査では、ついに100位圏外に去った。

 また、フジテレビジョン、電通といったメディア系の超人気企業も、直近ではそれぞれ31、32位と「ベスト3」から完全に姿を消してしまった。トヨタ自動車も、2006年の3位を最後に、顔を見せていない。

少子高齢化の進展、円安時代の本格到来など、日本経済が置かれた環境は刻々と変わっている。15年卒予定の学生が就職活動を進める中で、今後、自分の意中の企業に対するイメージも、修正されるはずだ。

■2015入社希望者対象 就職活動前半 就職ブランドランキング調査
 調査主体:文化放送キャリアパートナーズ 就職情報研究所
 調査対象:2015年春入社希望の「ブンナビ!」会員(主に大学3年生、大学院1年生)
 調査方法:文化放送キャリアパートナーズ運営の就職サイト「ブンナビ!」上でのWebアンケート、文化放送キャリアパートナーズ主催の就職イベント会場での紙アンケート、文化放送キャリアパートナーズ就職雑誌同送ハガキアンケート
 *投票者1名が最大5票を有し、志望企業を1位から5位まで選択する形式
 調査期間:2013年12月1日~2014年1月13日
 回答数:11650(うち男子5113、女子6537/文系9208、理系2442)
 総得票数:39159票

*表中の「-」は、前年度がランク対象外、調査対象外だったことなどをあらわす。

*「就職」を重視する学生は「企業イメージ(企業価値)」よりも「仕事イメージ(仕事価値)」に重点を置くとの仮説の下で、ランキングを算出。就職者誘引度は、学生が企業イメージと仕事イメージのどちらを企業選択時に重視したかという回答によって算出。企業イメージのみで投票した場合は就職者誘引度0、仕事イメージのみで投票した場合は100とし、得票平均値を就職誘引度としている。
 総得票数×就職者誘引度=就職ブランド力とし、就職ブランド力を元にランキングを計算。

福井 純 東洋経済 記者

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ふくい じゅん / Jun Fukui

「会社四季報オンライン」編集部長。『週刊東洋経済』編集部、『会社四季報プロ500』『株式ウイークリー』『オール投資』編集長、「東洋経済オンライン」編集部長、証券部長を経て現職。国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe®)、日本テクニカルアナリスト協会理事

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