2015年新卒就活は熱気とともにスタート 参加学生数も出展企業数も昨年を上回る

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午後になっても絶えない来場者

会場入り口に集まった学生たち

2時半過ぎに会場の外へ出ると、依然として多くの学生が集まっていた。学情が入場制限をしたため、中に入れなかった学生は外で待つしかない。通常の合同説明会ではスタート時に学生が集中するものの、その後は来場者が減り、昼を過ぎれば落ち着くのが普通。しかし、この日は来場者が絶えることがなかった。私が渋谷駅へ向かって戻る途中で、これから合同説明会に参加する多くの学生とすれ違った。

また、この日は熱心な学生が多く、「会場内での滞在時間が例年より長かった」(学情)ため、後から来場した学生が入場できず、入り口付近の混雑に拍車をかけたようだ。

多くの大学のキャリアセンターの職員が「今年の3年生はのんびりしているので心配だ」と言う。しかし、2015年新卒の就活は学生たちの熱気とともにスタートした。

(撮影:今井康一)

田宮 寛之 経済ジャーナリスト、東洋経済新報社記者・編集委員

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たみや ひろゆき / Hiroyuki Tamiya

明治大学講師(学部間共通総合講座)、拓殖大学客員教授(商学部・政経学部)。東京都出身。明治大学経営学部卒業後、日経ラジオ社、米国ウィスコンシン州ワパン高校教員を経て1993年東洋経済新報社に入社。企業情報部や金融証券部、名古屋支社で記者として活動した後、『週刊東洋経済』編集部デスクに。2007年、株式雑誌『オール投資』編集長就任。2009年就職・採用・人事情報を配信する「東洋経済HRオンライン」を立ち上げ編集長となる。取材してきた業界は自動車、生保、損保、証券、食品、住宅、百貨店、スーパー、コンビニエンスストア、外食、化学など。2014年「就職四季報プラスワン」編集長を兼務。2016年から現職

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