米国好調のスバルが日本専用車を開発したワケ

新型スポーツワゴン「レヴォーグ」を発表

富士重工業(車名ブランド・スバル)が、日本市場に特化した車を発表した。名前は「レヴォーグ」。新型のスポーツワゴン車で「レガシィ」、「インプレッサ」、「フォレスター」に次ぐ旗艦車種となる。

2014年1月4日から先行予約を開始し、同年春の発売を予定している。価格や販売目標は未定だ。

富士重の販売を牽引するのは米国だ。2013年の米国での小売り販売台数計画は42万台で、5年連続で過去最高を更新する見込みだ(関連記事:「"売れすぎ"が問題に、スバルのぜいたくな悩み」)。その富士重があえて日本専用の車種を投入するのはなぜなのか。

レガシィでは「大きすぎる」

実は、富士重の車は2009年のレガシィの全面改良を皮切りに、米国市場を念頭に置いた開発の方針へとシフトした。米国人の好みに合うように車幅や車内空間を広くしているのだ。だが、日本のユーザーからは「レガシィは大きすぎる」といった声が相次いでいたという。

レガシィを全面改良した時の国内営業担当だった富士重の吉永泰之社長は、「その当時から今のレガシィより一回り小さいものに対する要望が日本のお客さんから強くなるのはわかっていた」という。そこで、社長就任後に発表した中期経営計画に2014年での「新コンセプト車」の投入を盛り込んだ。それが今回の「レヴォーグ」だ。

レヴォーグは、現行のレガシィを一回り小さくしたような外観だ。車幅は変わらないが、全長は10センチメートル短く、高さは7センチ低くなった。これによりホイールベースも10センチ短くなり、米国に比べ道幅が狭い日本に合った、小回りの利くかたちに抑えた。

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