アップル、粗利益率低下に広がる失望感

7−9月期決算発表後、株価は下落

10月28日、米アップルの第4・四半期(7─9月)決算は、「iPhone」の販売台数が堅調だったものの、粗利益率が低下したことが失望を誘い、株価は時間外取引で下落した。写真は4月、ニューヨークで撮影(2013年 ロイター/Mike Segar)

[28日 ロイター] -米アップルが28日発表した第4・四半期(7─9月)決算は、スマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)「iPhone(アイフォーン)」の販売台数が堅調だったものの、粗利益率が低下したことが失望を誘い、株価は時間外取引で下落した。

7─9月期の粗利益率は37%と、前年同期の40%から低下。サムスン電子<005930.KS>などとの競争激化が響いた。市場予想は36.9%だった。

売上高は375億ドル。市場予想は368億ドルだった。

1株当たり利益は8.26ドル。予想平均の7.94ドルを上回った。

10─12月の売上高は550億─580億ドルになるとの見通しを示した。市場予想は556億5000万ドルだった。

モーニングスターのアナリスト、ブライアン・コレリョ氏は、より高い粗利益率を予想していたとし、10─12月期についても、高価格機種の品ぞろえや「iPhone5S」の人気を考えると、粗利益率はもっと押し上げられると考えていたと述べた。

7─9月期のアイフォーン販売台数は3380万台で、7─9月として過去最高となった。市場予想は3300万─3600万台だった。

タブレット端末「iPad(アイパッド)」の販売台数は1410万台。前年同期の1400万台から若干増加した。

パソコン「マック」の販売台数は460万台。前年同期の490万台から減少した。

アップルは売上高と利益率が自社予想の上限付近になるとの見通しを9月に示していたことから、市場では一段と強い結果への期待が高まっていた。

クロス・リサーチのシャノン・クロス氏は「アップルは事前に業績見通しを示し、市場はここ数週間、楽観的に反応していた。驚くような結果ではなかった」と述べた。

決算発表を受け、株価は時間外取引で2%下落。この日の通常時間の取引は前営業日終値比0.7%安で終えている。

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