キヤノンを急襲する一眼レフカメラの変調

年間出荷台数は初のマイナス。業績予想も引き下げ

昨年7月、キヤノンはミラーレス一眼カメラを発表。今年はミラーレスが通年で貢献するが、レンズ交換式デジタルカメラの販売台数は初のマイナスを記録する見込みだ

「(一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラを合わせた)レンズ交換式カメラが欧州や中国などで売れなくなっている。消費者の購買行動が変わってしまった」(田中稔三副社長)。

10月24日の第3四半期決算発表にあわせ、キヤノンは通期(1~12月期)の売り上げ、利益の業績予想見通しの下方修正。売り上げは従来予想の3兆8500億円からが3兆7500億円へ、営業利益は3800億円から3600億円へ、純利益も2600億円から2400億円へと引き下げた。

円ベースでは増収増益だが・・・・

キヤノンは全体の8割が海外売り上げ。そのため今回の下方修正があっても、円安による為替換算のメリットにより、前期比増収増益を維持できている。ただしドル、ユーロなど現地通貨ベースでみると様相は異なる。

現地通貨ベースでみると、従来から減収減益計画ではあったものの、今回の修正により減益幅がいっそう拡大した。業績見通しの下方修正は、第2四半期決算発表時に続く2度目だ。

次ページ下方修正の原因は?
関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
あのころ銀行は<br>無茶苦茶だった

『住友銀行秘史』の著者で元・住銀取締役の國重惇史、元イトマン顧問弁護士の河合弘之、元長銀取締役の箭内昇。平成の金融バブルの最中に起きたイトマン事件の真相と教訓を語る。