カルビー、「カリスマ経営者」突如退任の理由 偉大すぎた松本会長は、なぜ辞めるのか
松本氏は2009年の会長就任後、徹底したコスト削減を実施。その分を値下げ原資とし、少子高齢化が進む国内スナック市場で、他社のシェアを奪うことで販売を伸ばしていった。販売増に伴って工場の稼働率が改善。営業利益率は、2008年度の1.5%から2016年度には11%を超えるまでになった。
「フルグラ」を国内の収益柱に育成
さらにシリアル「フルグラ」を国内の収益柱に育成。中国市場への進出も加速させるなど、次の成長への種まきも進めてきた。
松本氏は就任当初、4年で辞めると周囲に話していたと言うが、「東京証券取引所1部に上場して、業績が良くなると周りが褒めてくれるからそりゃ気持ち良くなったりするよね」(松本氏)と、当初の想定よりも長く在任した理由についてそう漏らす。
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