雑誌に出てくる“全身写真”を手本にしよう
わたしは広報という仕事柄、雑誌のチェックを欠かしません。女性誌だけではなく男性誌も定期的に薄く広く目を通すようにしていますが、男性誌には上半身のアップだけで、全身写真がないケースが多く見られます。
時計の特集だったらわかります。しかし、ヘアスタイルやメガネの特集などでも、上半身写真だけだったりするのです。これは商品購入の現場でも注意が必要で、ひとつで印象を決めてしまうようなアイテム(特にメガネ)でも、全身鏡がない店舗は普通にあり、残念だと感じます。顔周りに配置されるファッションアイテムやヘアスタイルは、上半身だけで判断されがちですが、全身バランスで見ることが必要なのです。先に述べたように、単体で見ればすてきアイテムが、色の強さや分量次第で野暮ったくも見えてしまうからです。
海外セレブを取り上げる雑誌では、全身姿のファッションコーディネート写真を多く見ます。当然ながらカメラマンは欧米人です。全身で見たときにすてきに見えるかどうか、を判断するのがグローバルスタンダードです。
また、全身でコーディネートしたおしゃれの要素をくみ取って褒めてくれるのも、欧米の男性が多いように思います。これはそもそも発言自体をするかしないか、という問題もあるでしょうが、自分自身に“魅せ方”の意識があるからこそ、他人のおしゃれにも気づくのでしょう。
ぜひとも“全身鏡”で自分の目を鍛えましょう。いつも見ていない鏡を見ることは、目をつぶっている“現実”を見ることでもありますが、自己成長を促してくれることは間違いありません。静止した状態を見ることに慣れたら、立ち居振る舞いも確認してみましょう。鏡の前で歩いたり、日常の所作をしてみましょう。場合によっては、動画も撮影してみると発見があるでしょう。最初は少し抵抗があるかも…?ですが、世界に羽ばたくビジネスリーダーには、ぜひ、ご活用いただきたい習慣です。
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