22歳の元名門女子大生が貧困に喘ぐ深刻事情 学費払えず退学、パジャマ姿で取材場所に

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「東京に来てから状態が本格的に悪くなりました。順番に言うと、1年から2年夏までは過食症。2年夏から4年春まで、うつ。4年春から今が統合失調症。うつ病になった経緯は、サークル週3、学校週5、週4深夜バイトでした。牛丼チェーンで人手が足りなすぎて、勤務時間がどんどん長くなった。最終的に週4日眠る時間がない日ができて、カラダが壊れてしまいました」

大学生になって過食症になった。一度の食事で菓子パンを30個以上、食パンを3斤食べることもあり、膨大な食費がかかった。奨学金ではおカネが足りなくなって、牛丼チェーンでアルバイトを始めた。

「若かったから週4日眠れなくても、ギリギリ学生生活はできていました。1年間くらい続けてからおかしくなってきて、不眠症がひどくなった。寮を出て彼氏と一緒に住みはじめて、彼が寝てから夜中3時くらいに24時間営業のスーパーでリキュール買って。1本飲んでも全然酔えなくて眠れないって状態。昼間逆転して学校も休みがちになって、バイトは続けることができませんでした。時間どおりの仕事ができなくなって、クビです。それで、出会いカフェで稼ぐようになりました」

1万円で見知らぬ男にカラダを売った

大学の同級生に風俗で働く女の子がいた。現状を相談したとき「カラダを売るのでなければ、風俗は楽だよ」と勧められて、面接に行った。過食症で太っていたこともあり、面接で門前払いされた。そこで出会いカフェに行った。出会いカフェは売春の温床となっている場所。買春したい男性と、売春したい女性が集まっており、それぞれ交渉して援助交際や個人売春をする。

「カラダが動くときに渋谷か池袋の出会いカフェに行って、値段は1万円とか2万円とか。寮にもいられなくなって、今の部屋に引っ越しました。カラダを売って25万円くらいなんとか貯めました」

見知らぬ男にカラダを売り、さらに状態は悪くなった。不眠は悪化して、もういつ眠れるかわからなくなった。病院に通うようになって処方される薬もだんだんと増えた。

カラダを売る生活は3カ月で限界となった。おカネの不安が強くなって幻聴がはじまった。このときにも彼氏宛てに遺書を書き、彼氏の家で首を吊る、というトラブルを起こした。

「どうして、そうなったのかわからない。出会いカフェに行こうとすると熱が出るようになって、毎日、毎日、死にたいと思うようになった。原因がわからない。まず耳元で『お前はもう社会の役に立てないから、死んだほうがいい』みたいな声が聞こえて、本当に怖い。幻聴です。それが聞こえないようにワー、キャー大きな声で叫んで、叫ぶと幻聴はもっと大きくなる。もう1人じゃどうにもできない錯乱状態で、その延長の自殺未遂でした。たまたま、彼氏がいたので助かりました」

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