日経平均は小幅続伸、好決算銘柄が買われる

根強い円高警戒感、高値圏では利益確定売り

 7月27日、東京株式市場で日経平均は小幅続伸した。ハト派的との見方が広がった米連邦公開市場委員会(FOMC)声明文を受け、外為市場でドル安・円高が進行。朝方は売り優勢だったが、前日に好決算を発表した銘柄の上昇が投資家心理を改善させ、指数はプラスに転じた。写真は東京証券取引所で2015年8月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 27日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅続伸した。ハト派的との見方が広がった米連邦公開市場委員会(FOMC)声明文を受け、外為市場でドル安・円高が進行。朝方は売り優勢だったが、前日に好決算を発表した銘柄の上昇が投資家心理を改善させ、指数はプラスに転じた。後場は海外勢とみられる買いで一時126円高まで上昇したが、円高に対する警戒感は根強かった。高値圏では利益確定売りも出て伸び悩む展開だった。

TOPIXは0.37%高で取引を終了。東証1部売買代金は約2兆5460億円と膨らんだ。前日に好決算を発表した任天堂<7974.T>や、業績予想を上方修正した日本電産<6594.T>などが大幅高。「好決算への期待がじわりと広がった」(SMBC日興証券投資情報部部長の太田千尋氏)。取引時間中としては一時2週間ぶりの高値まで上昇したが、買いは続かなかった。円高、日米の政治リスクなどが懸念され、「今年度の利益を早めに確定したい国内勢の売りが上値を圧迫した」(国内証券)という。

日経平均ボラティリティー指数<.JNIV>は前日に続き算出来の最低記録を更新。セクター別では任天堂の影響が大きい「その他製品」が上昇率でトップだった。任天堂の売買代金は3000億円を超え、東証1部売買代金の約12%を占める大商いだった。

個別銘柄では、メルコホールディングス<6676.T>が急伸し、年初来高値を更新した。26日に発表した自社株買いを材料視した。同社は自己保有株を除く発行済株式総数の16.54%にあたる300万株、取得総額105億円を上限とする自社株買いを実施する。半面、ユアテック<1934.T>は軟調。26日に発表した2017年4―6月期の減益決算が嫌気された。

東証1部の騰落数は、値上がり991銘柄に対し、値下がりが884銘柄、変わらずが140銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      20079.64 +29.48

寄り付き    20026.58

安値/高値   20005.2─20176.39

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1626.84 +5.96

寄り付き     1620.39

安値/高値    1619.46─1636.53

 

東証出来高(万株) 183716

東証売買代金(億円) 25460.91

 

(河口浩一)

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