日本の会社員が「世界最低」となる指標は何か

社員エンゲージメントを知っていますか

日本の企業は「社員エンゲージメント」の重要性を理解していない(写真 : xiangtao / PIXTA)

突然ですが、「社員エンゲージメント」という言葉を聞いたことはありますか?近い考え方に「満足度」や「コミットメント」がありますが、これらとは異なります。「社員エンゲージメント」とは、社員が自分の仕事に対する誇りと情熱を持ち、主体的に仕事で期待以上の成果を出そうと頑張る気持ちです。

社員エンゲージメントは、満足度やコミットメントよりも、より業績に与える影響が大きいことがわかっています。たとえば、Gallup社が2016年に発表した「社員エンゲージメントと組織の成果の関係」では、社員のエンゲージメントが高い企業はそうでない企業に比べて、顧客満足度が10%、収益が21%、売り上げが20%高いという結果が出ています。また、同時に離職率も低くなることがわかっています。このような背景から、グローバル企業では、社員エンゲージメントを上げるような努力が行われているわけです。

断トツに低い日本のエンゲージメント

さて、ここで少しショッキングな表を紹介しましょう。これは、人事コンサルティング会社のAonが働く人の社員エンゲージメントを各国で測定したものです。

日本の従業員エンゲージメントは調査対象国のうち圧倒的に低い(Aonの調査を基に筆者作成)

縦軸は、エンゲージメントレベルの高さ、横軸は2014年から2015年の経年変化を表しています。日本人のエンゲージメントは40%未満と調査対象国の中で最も低く、世界平均の65%と比べてもかなり低い。前年度から若干上がっているものの、調査元のAonによるとここ数年ほどは一貫してこの低いポジションに甘んじているそうです。

日本政府は「一億総活躍社会」を提唱していますが、それを英語では「Dynamic Engagement of All Citizens」と表現しています。社会全体でも会社の中でも同じく、個々人が社会に対して情熱を持ちながら、活躍できる環境をつくることが大切なわけです。

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