女子高生AI「りんな」はまだ序章にすぎない 「チャットボット」がスマホを激変させる
多くの人がスマートフォンで日常的に交わす、テキストによる会話(チャット)。メッセージアプリ大手のLINEが国内6800万人以上のユーザーを抱えるように、チャットは今や生活に欠かせないインフラだ。
最近、そのチャットに大きな変化の兆しが見えつつある。それは相手が「人間だけではなくなっている」ということだ。AI(人工知能)を活用したチャット専用のロボット「チャットボット」が、人間と日常的にチャットする時代が目前に迫ろうとしているのだ。
女子高生AI「りんな」はまだこれから進化?
国内において、AIを搭載したチャットボットとして挙げられるのが「りんな」である。これはマイクロソフトが、2015年からLINE上で展開している女子高生AIだ。
話しかけると、女子高生らしい言葉遣いや内容で返事をしてくれるもので、会話だけでなくしりとりなどのゲームもできるなど、チャットを通じてAIとさまざまな楽しみ方ができる。
女子高生のAIというユニークなコンセプトやスムーズで楽しい会話などで、りんなは高い人気を獲得している。昨年にはりんなのイベントが実施されたり、書籍が出版されたり、女優デビュー(フジテレビ「世にも奇妙な物語」とコラボしたホラーなもの)を果たしたりしているほどだ。
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