日経平均は反落し1万3600円割れ

「リスクオフ」の流れで売り先行

週明け12日の東京株式相場は反落。旧盆の夏休みシーズン入りで市場エネルギーが一段と細る中、前週からのいわゆる「リスクオフ」の流れの高まりを背景にした小口の売りに押された。日経平均株価は前週末比95円76銭安の1万3519円43銭、東証株価指数(TOPIX)は同6.29ポイント安の1134.62で取引を終えた。東証1部の出来高は概算で17億7744万株、売買代金は同1兆5971億円と昨年末の大納会以来の低水準にとどまった。

前週9日の米国株式は反落した。決算発表の一巡による材料出尽くし感の台頭に加え、株価が高値圏にあることへの警戒感から目先の利益確定や持ち高調整の売り物が先行。NYダウは前日比72ドル81セント安の1万5425ドル51セントで終了した。

取引開始前の外国証券経由の売買注文動向は売り1050万株、買い860万株で差し引き190万株の売り越しとなり、2営業日ぶりに売りが買いを上回った。

薄商いの中で先物に振り回される

12日午前の東京株式は乱高下。取引開始前の4~6月の国内総生産(GDP)の発表をきっかけに円相場が上昇。これを受けて株価は寄り付きから売り先行となったが、中国株式の上昇や円高一服などを手掛かりに下げ渋りから切り返し、日経平均は結局、小幅高で終了した。夏季休暇を取る市場参加者が多いと見られ、エネルギーは乏しく、薄商いの中を小口の先物の売り買いに振り回される展開に終始した。

午前の取引終了後に東証の立会外で、大口の投資家が複数銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約110億円が成立。「売り買い均衡だった」(市場関係者)という。

午後に入っても先物主導の状況に変わりはなく、再度の円高進行を材料にした先物の売りにつれて現物も下押し、日経平均は2日ぶりの値下がりとなった。もっとも、円相場は午前中に1ドル=95円台まで上昇したものの、午後は96円台で推移しており、円高を嫌気したというよりもむしろ、前週からの地合いの悪化を背景に売り優勢となった側面が強いと見られる。

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