新選組「最強の剣士」は結局、誰だったのか?

「二刀流、剣術、生き様…」総合力はこの剣士だ

新選組で最も強かったのは誰なのか(写真:近現代PL/アフロ)
幕末のヒーローとして絶大な人気を誇る新選組。その人気の秘密は、何といっても隊士たち個々の魅力的なキャラクターにある。そして、時代に逆らい、滅びゆく江戸幕府に殉じた彼らの「美学」は、私たち現代人の心を今なお強く揺さぶり続ける。
ところで、新選組といえば剣の使い手ぞろいとして知られるが、数ある隊士のなかでも「最強」の名にふさわしい人物は、いったい誰なのだろうか。
「日本史を学び直すための最良の書」として、作家の佐藤優氏の座右の書である「伝説の学習参考書」が、全面改訂を経て『いっきに学び直す日本史 古代・中世・近世 教養編』『いっきに学び直す日本史 近代・現代 実用編』として生まれ変わり、現在、累計20万部のベストセラーになっている。
本記事では、同書の監修を担当し、東邦大学付属東邦中高等学校で長年教鞭をとってきた歴史家の山岸良二氏が、「新選組最強の剣士」を解説する。

ファン驚愕、新選組隊士「斎藤一」の鮮明写真

『いっきに学び直す日本史』は「教養編」「実用編」合わせて20万部のベストセラーになっている(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

昨年(2016年)7月、あるニュースが多くの新選組ファンを驚かせました。それは、これまで「ない」とされてきた新選組隊士、斎藤一(さいとう はじめ)本人が写る鮮明な写真の「歴史的大発見」でした。

ただし、写真は彼が新選組隊士だった往時のものではなく、明治維新後に平穏な暮らしを送っていた53歳のときに撮影されたものです。

斎藤一は、新選組の数少ない生き残りのひとりです。三番隊組長として、あの沖田総司らと並び最強の隊士とうたわれたほどの人物で、一説では隊士の中で最も人を斬った男ともいわれていました。

彼のように、新選組には卓越した剣の使い手は数多く、その中で最も強かったのは誰なのか、いまもファンの間では熱い議論が続けられています。

そこで今回は「新選組」をテーマに、あらためて最強の剣士は誰だったのかについて解説します。

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