グーグルがAndroidを2種類にした深いワケ 低価格モデルの開拓を重視し始めている

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今回のGoogle I/Oで発表されたこととは?(提供:グーグル)
東洋経済オンライン編集部では「テーマを絞った深いオリジナル情報」を読者の皆さまに直接お届けするメールマガジンサービスを開始します。
その第一弾はカリフォルニア州バークレー在住のITジャーナリスト、松村太郎氏のメルマガ「松村太郎のシリコンバレー深層リポート」(サンプル「00号」はこちら)。米西海岸のイノベーション最前線に関心のあるすべての人にとって必読のメルマガです。本記事では内容盛りだくさんの「01号」の中からほんの一部をピックアップして配信します(お申し込みいただくと01号の全文を読むことができます)。

 

グーグルは5月17日からカリフォルニア州マウンテンビューにあるグーグル本社キャンパスの向かいの区画にある屋外劇場で、年次開発者会議「Google I/O」を開催しました。

2016年のGoogle I/Oから会場が屋外となり、昨年のフィードバックを受けて、洗面所には巨大な日焼け止めクリームのボトルが置かれ、日焼け対策に万全の備えができるよう配慮されていました。太陽の恵みと夕方からのやや肌寒い海風は、来場者に、シリコンバレーを含む北カリフォルニアの魅力を伝えることになったでしょう。

今回のGoogle I/Oの発表を簡単にまとめると…

今回のGoogle I/Oの発表を簡単にまとめると、

「松村太郎のシリコンバレー深層リポート」創刊!詳細はこちら

1)世界最大のスマートフォンプラットフォームの最新版「Android O(アンドロイドオー)」と、その軽量版「Android Go」を発表

2)画像認識と検索を組み合わせた拡張現実(AR)ツール「Google Lens」

3)Googleアシスタントの機能強化と、Google Homeの機能強化・日本上陸

4)スマホ不要のVRヘッドセットの発表

という4点が挙げられます。今回は、このうちの初めの3点について、詳しく触れていきます(注:本記事では一番目の「Android O」「Android Go」のみ掲載します)。

次ページ「Android O」と「Android Go」の2つをリリースした理由
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