ドル112円台に上昇、対ユーロの円売りが主導

3日まで開催の米連邦公開市場委員会も注目

 5月2日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ややドル高/円安の111円後半だった。午前は111円後半でもみ合い、午後に112円ちょうどと、約1カ月ぶりの高値をつけた。写真のドル円紙幣は2013年2月都内で撮影(2017年 ロイター/Shohei Miyano)

[東京 2日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ややドル高/円安の111円後半だった。午前は111円後半でもみ合っていたが、午後に112円ちょうどと、約1カ月ぶりの高値をつけた。

正午から午後2時過ぎにかけて、ドルの値幅は上下8銭程度と動意に乏しい展開だった。市場では「大型連休を控え、国内勢にわざわざアグレッシブに買っていこうという人はいない。動くとすれば海外勢が入ってきてからだろう」(国内金融機関)との声が出ていた。

その後、112.00円まで上昇し、3月31日以来の高値をつけると、午後3時過ぎに112.11円まで上値を伸ばした。市場からは「ユーロ/円のユーロ買い/円売りに引っ張られた感じがある。早出の欧州勢のフローか何かが入ったのではないか」(外為アナリスト)との見方が出ていた。

午後はオーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が市場の予想通り政策金利のオフィシャルキャッシュレートを1.50%に据え置いた。声明文の内容でRBAの次の一手が利下げという思惑が後退したといい、発表後、豪ドルは小幅に上昇した。

午前のドルは111円後半でもみ合い

午前のドルも112円ちょうど目前まで何度か上昇したが、「112円台での実需のリーブオーダーや、短期筋の戻り売りが気になる」(金融機関)とされ、結局112円はつけきれなかった。

市場では、1―3月期国内総生産(GDP)など、最近発表された米経済指標が弱いことで、3日までの日程で開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)で、メンバーらの間で慎重な見方が広がるとの思惑も出ている。

ただ、足元の外為市場は「金融政策に少しも目が向いていない」(FX会社)との見方もある。仮に米6月利上げの見通しが後退したとしても、それが直接的なドル売り要因にはなりにくい、との声も上がっていた。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 111.98/00 1.0917/21 122.26/30

午前9時現在 111.81/83 1.0907/11 121.96/00

NY午後5時 111.83/85 1.0898/00 121.88/92

 

 

(為替マーケットチーム)

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