テレビに視聴者がうんざりしている真の理由

目先の視聴率狙いで繰り返される策にノー!

その後、11時55分~『バイキング』(フジテレビ系)、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)があり、13時45分~『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)、13時55分~『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)、『ゴゴスマ』(TBS系)などの情報番組が続きます。

夜の時間帯を見ても、たとえば金曜では、19時56分~『ぴったんこカン・カン』(TBS系)と『究極の〇×クイズSHOW!!』(日本テレビ系)、19時57分~『金曜プレミアム』(フジテレビ系)、20時57分~『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)、21時54分~『報道ステーション』(テレビ朝日系)、21時55分~『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)と、分刻みのスタート時間ばかりです。

なぜこれほど細かいスタート時間を設定するのか? その理由は、「他局より先に放送してチャンネルを合わせてもらおう」という視聴対策に他なりません。夜の番組で、〇時56分・57分スタートが多いのは、「他局の番組が終わってCMに入ったタイミングを狙っているから」なのです。ちなみに、ゴールデンタイムの連ドラは、すべて「〇時ちょうど」のスタート。連ドラは「冒頭の数分を見逃すとその後を見てもらうチャンスが激減する」ため、意図的に避けているのです。

ネット業界では、ユーザビリティの向上が必須事項ですが、テレビ業界は、さにあらず。「他局を出し抜くために、視聴者の使い勝手は二の次にする」という姿勢は、時代の流れに合っていません。そのことに薄々気づいている視聴者は多く、不信感を抱きはじめていることが今回のアンケートで明らかになりました。今後、他のエンタメやネットコンテンツに対抗するためには、各局で「紳士協定を作ってユーザビリティを整える」などの改善策が必要でしょう。

3~5時間の間延びした特番にうんざり

3番目に多かったのは、「特番のような長時間番組ばかりなのはなぜ?」という疑問。「1時間でもギリギリなのに、同じ番組を2時間や3時間も見ていられない」(20代男性)、「クイズ番組とかトーク番組を2時間とか意味が分からない」(30代女性)という戸惑いの声が目立ちました。

1人あたりの趣味やツールが増えて時間の概念が細切れになる中、短尺のネット動画が普及した影響もあって、長尺のテレビ番組には逆風が吹いています。しかし、テレビ業界の流れは、ここでも逆。改編期だけでなく、365日ずっと長時間の番組を放送し、なかには3~5時間の超特番も少なくありません。

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