NY市場1ドル112円台で終了、調整局面続く

米ドルに対する市場の強気な見方は継続

 3月17日、ニューヨーク外為市場は、ドルが主要通貨に対し一時5週間ぶりの安値を付けた。写真はドル紙幣。昨年11月撮影(2017年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration/File Photo)

[ニューヨーク 17日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対し一時5週間ぶりの安値を付けた。米連邦準備理事会(FRB)が緩やかな利上げペースを維持するとの姿勢を示したことでドルが一段と上昇するとの観測が後退し、ドルは3日連続で圧迫されている。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は一時5週間ぶりの水準に低下。終盤の取引では0.1%低下の100.30となっている。同指数はFRBが15日に利上げを決定してから1.2%低下。週間では約1%の低下となる。

ドル/円<JPY=>は一時2週間ぶり安値に下落。取引終盤では0.6%安の112.68円となっている。

仏大統領選挙の第1回投票で極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首が中道系のマクロン前経済相に対するリードを拡大させているとの世論調査の結果を受け、ユーロは対ドルで下落。終盤の取引でユーロ/ドル<EUR=>は0.2%安の1.0740ドルとなっている。

フォレックス・ドットコム(ロンドン)の市場アナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は「現時点ではドルは調整局面から抜け出せていないが、これは完全に想定内の動きだ。主要中央銀行のなかで積極的に政策を引き締めているのは米FRBのみとなっているため、われわれはドルに対して強気な見方を崩していない」と述べた。

大きな注目を集めていた3月の連邦公開市場委員会(FOMC)が終わり、市場の注目はこの日にドイツで開幕した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議にシフト。同会議で米国がドル高に反対する姿勢を示唆することがあればドルの下落につながる可能性がある。

昨年11月の米大統領選挙以来のドルの上昇の背景にあったのは新政権下での支出拡大への期待だった。ラボバンク(ロンドン)のシニア外為ストラテジスト、ジェーン・フォーリー氏は、追加支出は年末、もしくは来年まで実施されないリスクがあると指摘。「リフレーション政策の見通しが失望的なものになれば、 向こう数カ月でドルに対する重しとなる可能性がある」と述べた。

ドル/円 NY終値 112.70/112.73

始値113.20

高値113.23

安値112.58

ユーロ/ドル NY終値 1.0736/1.0740

始値1.0767

高値1.0768

安値1.0728

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