子持ち女性ほど「妊婦いじめ」がキツい矛盾

共通項が多い相手ほど攻撃対象になりやすい

あろうことか、妊娠・出産の経験がある「職場の先輩ママ」ほど、マタハラの加害者になってしまう可能性があります(写真:Rina / PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

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昨年改正された男女雇用均等法が、2017年1月から施行されました。それと同時に、内容の周知徹底を新年度から取り入れていく企業も多いかと思います。

改正の大きなポイントは、「マタニティハラスメント」対策の強化。妊娠、出産、育児によって、働いていくうえで不利益となるような扱いを受けること、職場の上司や同僚などから、嫌がらせともとれる言動を受けることを防止する目的があります。

「わかる」女性ほどマタハラの加害者になりがち

マタハラというと、妊娠、出産、育児などに理解のない男性からのものを想像する方がいるかもしれませんし、かつてはそのような男性が存在したかもしれません。ただ、今現場で見るかぎりでは、男性の多くがハラスメントにならないかととても慎重に対応しているように見えます。

一方で、深刻なのが女性同士のハラスメントです。しかも、自身が妊娠、出産、育児などを経験したことのある女性ほど、起こしやすいのが特徴です。「わかる」立場だからこそ、相互理解できそうな気がしますが、そこが落とし穴です。自分の経験に基づいて「言える」強みが、問題になります。たとえば、こんな言動をしてしまいます。

つわりで気分が悪いことを訴えても、

・「私は、そのぐらいで休んだりしなかった」
 ・「神経質になりすぎ、妊娠は病気じゃない」

保育園の送迎で時間に苦慮していると、

・「そんな保育園で大丈夫なの?」
 ・「手伝ってくれる両親も近くにいなくて続けられるの?」

子どもの病気や行事など、子どもに関する理由で休みを取ると

・「こんな状態で、仕事続けられるの?」
 ・「ちょっと過保護じゃない?」

といった具合です。

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