社員の定着度が高いトップ100社ランキング

1位は花王、2位はデンソー、3位は三井物産

「カイシャの評判」は、その企業の社員や元社員、派遣などで勤務するスタッフたちが書き込んだ、「会社の口コミ」を掲出するサイトだ。同サイトでは、同時に会社の雰囲気などを聞くアンケートも実施しており、その結果を会社分析レポートとして公表している。

今回のランキングは、その会社分析レポート作成のための設問項目で、「社員は定着していると思いますか?」に対して、「はい」と回答した人の割合をポイント化し、高い順に並べたものである。つまり、社員の定着度を、“会社の中の人”が評価した結果だ。

ランキングは、カイシャの評判の掲載企業のうち、口コミ件数が累積300件以上で、アンケートへの回答者が30人以上の企業が対象である。対象社数は425社となっている。なお、平均ポイントは、60.8ポイントとなっている。

NTTやJRのほか、重厚長大企業がずらり

1位は花王。トイレタリーや化粧品など日用品メーカーで、国内では圧倒的なトップ企業だ。「勤続30年の社員が多く安定した環境で働ける。離職者は、結婚や休職期間満了などが多く、ごくまれにキャリアアップのために外資系や、働き方が合わず公務員に転職する人がいる」(30代女性/現正社員/企画・事務・管理系)など、長く働いている人が多いとの意見が相次ぐ。小社刊の『就職四季報 総合版 2018年版』によると、3年後離職率は3.4%、平均勤続年数は13.3年となっている。

2位はデンソー。トヨタ系の自動車部品メーカーで、国内最大手の会社だ。「とにかく『女性が働きやすい職場』であることに非常に力を注いでいて、社内託児所を作ったり、出産後も働きやすい環境を作ってくれる」(40代女性/元正社員/企画・事務・管理系)、「キャリア形成が明確なので、長く勤めることに関するメリットは非常に大きいと思う。副次的な理由があって離職したが、中でも得たものは極めて大きな経験・財産となった」(30代男性/元正社員/クリエーティブ系)と、退職した人からも「働きやすい職場だ」という意見が出ていた。デンソーの3年後離職率は4.8%、平均勤続年数は20.8年となっている。

3位にはトヨタ自動車、JR東日本、三井物産の3社が並んだ。上位の特徴としては、JR東日本をはじめ、8位のNTTコミュニケーションズ、NTT東日本、10位のエヌ・ティ・ティ・データなど元公営系の企業が多い点。歴史的に公務員の制度に近い、安定的な職場風土があるため、定着度が高いとの評価が出ているのだろう。もうひとつ、10位の川崎重工業、鹿島建設、大成建設など、重厚長大企業や建設業が多いことも挙げられるだろう。大手商社も上位に顔を出している。

一方、「オフィスがきれいな会社」「勤務スタイルが柔軟な会社」などのランキングで上位にいた、外資系企業の存在感は薄い。

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