人はなぜ「結婚をしたい」と思うのだろうか。
2015年の国立社会保障・人口問題研究所「出生動向基本調査」によると、結婚の利点として「子どもや家族をもてる」を挙げる人が最も多く、男女ともに年々増加してきた。また、2000年代以降は、「精神的安らぎの場が得られる」と「愛情を感じている人と暮らせる」が減少し、「親や周囲の期待に応えられる」が増加している。
興味深いのは、「性的充足が得られる」が年々減少していて、2015年の最新調査では男性1.6%、女性0.2%という結果。女性はほぼゼロに近い割合ということになる。
結婚に求めるのは「家族愛」のハズなのに……
この調査結果を見ると、結婚に求めるものは、男女の“情熱的な恋愛”よりも“穏やかな家族愛”ということになる。
しかし、異性に“家族愛”を求めながらも、それを築く相手を選ぶ目は厳しい。ことにお見合いの場合は、条件から入る出会いなので“よりよい相手と巡り合って結婚したい”という気持ちが強くなる。結婚相談所の会員たちのお相手選びを見ていると、男女ともに、見た目、年齢を重視する人たちが圧倒的に多い。女性の場合、ここにさらに年収も加わる。
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