「話がわかりやすい」人は一体何が違うのか

理系作家がそのナゾを解き明かす

わかりやすく伝えるコツを聞きます(写真 :polkadot / PIXTA)
相手にわかるように話したつもりなのに、意図が伝わらなかったり、誤解されたり……。仕事上でのコミュニケーションの悩みは尽きないものです。特に、自分と違う業界や職種の人とのやり取りは知識のベースが違うだけに、すれ違いも多くなります。いったい、どうすればよいのでしょうか。
「数学」「宇宙」「脳科学」……あらゆる理系の専門知識を、わかりやすく多くの人に伝える――。サイエンスライターとして、またTVのコメンテーターとして日々それに取り組んできた竹内薫氏は、「伝えること」のプロでもあります。その竹内氏に、「わかりやすく伝えるコツ」について聞きました。

知識が豊富でも、話がわかりにくいと生き残れない

「話がわかりやすい人」と「話がわかりにくい人」。あなたの周りには、どちらが多いですか?

話がわかりにくい人を相手にすると大変です。

「結局何が言いたいの?」とやきもきしたり、意思疎通がうまくいかずミスが生じたり、いらぬトラブルを引き起こします。わかりやすさが求められるのは仕事の場面だけではありません。家族や友達との会話も同じ。

たとえば、昨日見た映画のあらすじ。

「ヤバい! マジで面白かった!」

「どこが?」

「え、えーと……」

これでは、本当に面白かったのかどうか、疑われてしまいます。

今日の出来事、駅から待ち合わせ場所への行き方、部下への仕事の指示……相手に伝えなければならない情報は日々たくさんあります。それがいちいちわかりにくかったら、相手にストレスを与えてしまいます。

ここでは、私がサイエンス作家として、理系のエピソードを文系の方にもわかってもらうために意識してきた、「わかりやすく説明する」技術を紹介します。

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ビームスの流儀

1976年に創業し、90年代の渋カジブームを牽引したビームスが今も元気だ。創業以来赤字知らず。40年、最先端を走り続けられる秘密は何か。設楽洋社長への独占インタビューを掲載。