金正男暗殺、カギはシンガポール人女性か

渦中の人物はなぜマレーシアをよく訪れた?

北朝鮮に暗殺されたとされる金正男氏。事件のカギを握るのは、親密なシンガポール人女性なのか(写真:新華社/アフロ)

「金正男は外出する際、水と食べ物をいつも携帯する」という。北京のある消息筋は、「父である金正日(総書記)も、生存中は常に暗殺されることを恐れていたため、海外旅行にも食べ物を持って行くほど用心深かった」と証言する。

当記事は「ソウル新聞」掲載記事の日本語訳です(一部、理解を助けるための加筆をしています)

では、なぜ今回に限って、いつも注意深かった金正男氏が一人で行動し、無防備な状態で殺害されることになったのか。特に、金正男氏には2人の警護員が常に随行していたが、事件当時はいなかったことがわかっている。

その金正男氏と旧知でマレーシア韓人会のある役員は、現地メディアの取材に応え、「クアラルンプールで会うときにはいつも警護員2人と、中国系シンガポール人の愛人が一緒にいたが、当日の空港には1人だった。不思議だ」と証言。「自分が彼に会ったのは、昨年8月に会食したのが最後」と付け加えた。

親密な女性と会うために警護を外した?

1人で空港に行ったことを、金正男氏の女性問題と関連づけてみる専門家もいる。金正男氏は中国系シンガポール人の愛人と、マレーシアでよく会っていたが、女性と二人きりになりたいがために警護員の随行を外したのではないか、という見方だ。

北朝鮮情報に精通する関係者とマレーシア現地の韓国人なども、金正男氏が40代前半の愛人とともにマレーシアをしばしば訪れており、2014年には実際にクアラルンプール市内のレストランで食事している光景が目撃されている。今回も、この女性と会うため、マレーシアを訪れた可能性が高い。現地警察も今回の暗殺で決定的なカギを握るのはこの女性とみて、その行方を追っているという。

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1976年に創業し、90年代の渋カジブームを牽引したビームスが今も元気だ。創業以来赤字知らず。40年、最先端を走り続けられる秘密は何か。設楽洋社長への独占インタビューを掲載。