米国株、ダウなど主要3指数が最高値を更新

FRBイエレン議長証言で銀行株が大きく上昇

 2月14日、米国株式市場は、主要3指数が終値としての過去最高値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が利上げを待ち過ぎることは賢明ではないとの見解を示したことを受け、銀行株が買われた。ニューヨーク証券取引所で7日撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 14日 ロイター] - 14日の米国株式市場は、主要3指数が終値としての過去最高値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が利上げを待ち過ぎることは賢明ではないとの見解を示したことを受け、銀行株が買われた。

個別銘柄ではアップル<AAPL.O>が一時135.09ドルまで上昇して過去最高値を更新、主要3指数の上昇に寄与した。終値は1.30%高の135.02ドルだった。

イエレン議長は上院銀行委員会で証言し、利上げを遅らせることでFRBはその後、より速いペースでの金融引き締めを余儀なくされる可能性があり、そうした状況には景気後退のリスクが伴うと説明。議長はまた、トランプ政権の経済政策をめぐっては、どのような政策の変更が行われるのか、また経済にどのような影響が及ぶのか把握するのは現時点では時期尚早と語った。

金利上昇で恩恵を受けるとみられる銀行株が相場の上昇を主導。ゴールドマン・サックス<GS.N>は1.29%高、バンク・オブ・アメリカ<BAC.N>は2.82%高となり、S&P金融株指数<.SPSY>は1.24%上昇した

トランプ氏の企業寄りの姿勢は、昨年11月の米大統領選後に株式相場を大きく押し上げる材料となった。だが大統領が詳細な内容まで踏み込んで明らかにした政策は少なく、FRBは経済の今後の方向性を予想しようにも、視界が限定される格好となっている。

イエレン議長は上院銀行委での証言で、FRB当局者が依然として年内に3回の利上げが正当化されると予想しているかについては言及しなかった。また、今年初めての利上げが次回3月会合で決定されるのか、その次の6月会合になるのかについても明言を避けた。アナリストの間では、次回の利上げは6月会合で決まるとの見方が大勢となっている。

コーナーストーン・フィナンシャル・パートナーズの共同創設者、ジェフ・カーボーン氏は「新大統領の就任後も依然、経済政策をめぐって不透明感がくすぶっている」と指摘した。

イエレン議長の発言を受けてドルと米国債利回りは上昇した。

セクター別では、S&P総合500種の主要11業種指数のうち8業種の指数が上昇。S&Pヘルスケア株指数<.SPXHC>は0.73%上げた。

自動車のゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>は4.84%高。仏自動車大手PSAグループ<PEUP.PA>は、ゼネラル・モーターズ(GM)傘下の独オペル買収に向けた協議を進めていることを明らかにした。

自動車業界で再編が進むとの見方から他の自動車株も買われ、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)<FCAU.N>は4.39%高、フォード・モーター<F.N>は0.72%値上がりした。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ銘柄が下げ銘柄を上回り、比率は1.09対1だった。ナスダックも1.31対1で上げ銘柄が下げ銘柄を上回った。

米取引所の合算出来高は約67億株で、直近20営業日の平均とほぼ同水準だった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 20504.41 +92.25 +0.45 20374.22 20504.41 20374.02 <.DJI>

前営業日終値 20412.16

ナスダック総合 5782.57 +18.62 +0.32 5756.51 5783.09 5748.74 <.IXIC>

前営業日終値 5763.96

S&P総合500種 2337.58 +9.33 +0.40 2326.12 2337.58 2322.17 <.SPX>

前営業日終値 2328.25

ダウ輸送株20種 9444.22 -31.56 -0.33 <.DJT>

ダウ公共株15種 667.37 -4.23 -0.63 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 962.63 -3.07 -0.32 <.SOX>

VIX指数 10.74 -0.33 -2.98 <.VIX>

S&P一般消費財 686.68 +4.01 +0.59 <.SPLRCD>

S&P素材 329.78 +0.30 +0.09 <.SPLRCM>

S&P工業 561.98 +0.34 +0.06 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 550.41 +0.49 +0.09 <.SPLRCS>

S&P金融 403.46 +4.94 +1.24 <.SPSY>

S&P不動産 193.05 -1.02 -0.52 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー 535.25 +0.68 +0.13 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 840.97 +6.10 +0.73 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 165.94 -0.18 -0.11 <.SPLRCL>

S&P情報技術 873.98 +2.48 +0.28 <.SPLRCT>

S&P公益事業 249.13 -1.83 -0.73 <.SPLRCU>

NYSE出来高 8.14億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 19500 + 220 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物3月限 円建て 19475 + 195 大阪比 <0#NIY:>

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去1週間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチAD
能力「見える化」で採用を変える<br>働き方改革の起爆剤

自分の能力がどこまで通用するのかを世界的に証明するQF。能力を「見える化」する、国をまたいだ評価の物差しだ。「働き方改革」でQFが果たす役割は大きい。改革の起爆剤になるのか。