トランプ大統領が服用する「育毛剤」の効力 主治医「あれはすべて自毛だ」
歴代最高齢の大統領に激務が務まるのか
就任早々、過激な大統領令を連発して物議を醸しているドナルド・トランプ米大統領。実はトランプは70歳と、就任時としては歴代最高齢の大統領だ。そんな高齢で、米国の大統領という激務が務まるのか――。
そこでニューヨーク・タイムズ紙は、トランプの主治医に話を聞いてみた。いや、元主治医といったほうがいいかもしれない。ハロルド・ボーンスティン医師(69)は、1980年から最近までトランプの健康を管理してきたが、今はトランプとの連絡は途絶えてしまった。ホワイトハウスもコメントを拒否している。
ボーンスティンによると、トランプは主に3種類の薬を服用している。まず、育毛作用がある前立腺肥大症治療薬。そして酒さ(しゅさ)様皮膚炎(いわゆる赤ら顔)を抑える抗生物質。さらに血中コレステロール値と脂質の値を下げるスタチン。心臓発作を予防するために小児アスピリンも毎日服用しているという。
そのおかげもあり、トランプは健康そのものだと、ボーンスティンは太鼓判を押す。
トランプが育毛作用のある前立腺肥大症治療薬フィナステライドを飲んでいることは、これまで知られていなかった。フィナステライドは、男性型脱毛症治療薬「プロペシア」として市販されている。ボーンスティンもフィナステライドを服用しており、肩まである白髪の維持に役立っているという。「(トランプの)あの髪は全部地毛だ。私もだ」。