フェイスブックは、その人が「どんなネット環境を使っているか」という情報を、少なくとも「場所」と「回線の種類」までは、かなりしっかりチェックしています。ここで重要になるのが「回線の種類」。
「フェイスブックに勤務先を登録していないのに、会社の同僚が“知り合いかも”に表示されてビックリ!」なんていう話を聞くことがありますが、これは職場の同じネット回線を使ってフェイスブックを開くことで、「あれ? 同じネット回線を使っているなら、ふたりは知り合いじゃない?」と表示しているらしいのです。
同じネット環境に注意
アパートの隣人が「知り合いじゃない?」と表示されるケースも、おそらく同じ理由です。アパート全体で同じネット回線(集合住宅用)を共有しているのなら、同じタイミングでフェイスブックを使えば“同じネット環境”となり、「だったら知り合いじゃないの?」となっている可能性が高いのです。
さらには「娘の彼氏」が表示されてしまったお父さん。同居している娘さんと、ひとつ屋根の下で同じネット回線を使っていれば、お父さんと娘さんは同じネット環境。だったら娘の「彼氏」もお父さんの知り合いかもしれない! どう? この人知ってる?!と表示されてしまい、お父さんがショックを受ける事件が起きるのです。
実はこの悲劇、携帯電話会社のスマホパケット使い放題が廃止されたことにも関係がありまして、それまでは家庭の無線LANなんぞ使っていなかった若者が、マメに無線LANにつなぐようになり、その結果「知り合いかも」が強化され、最終的にお父さんの悲劇につながっているようです。
ややこしいのが、フェイスブック側が、つねにいろいろな「知り合いかも」ロジックをテストしており、その時々で動作が変わることがあり、しかもすべての情報を公開しているワケではないので、一概に言えない部分が多い、という点です。
まあ仕組みを知れば「なるほどね」という話なのですが、「友達じゃない?」と聞かれたその相手にも、やっぱり同じことを聞いているハズなので、「それ、ちょっと……」という場合は、その表示を×ボタンで消しましょう。そうすれば、以降、相手側にも表示されなくなります。
一度フェイスブックに読み込ませたアドレス帳の情報も、後から削除できるので、詳しくは、「フェイスブック インポート 削除」などのキーワードでネット検索してみてください。最新の作業手順が見つかります。
さて、かなり以前に別れた恋人が「知り合いかも」に表示されたケースですが、その人、男子寮に住む学生さんだったんです。それまでまったく表示されなかった「昔の恋人」が、いきなり“知り合いかも”に表示された、その理由は……。
寮内の学生さんたちも、たいていみんな同じネット環境です。実は寮内に住む学生の1人が、その「昔の恋人」と新たにお付き合いを始めたそうで、新恋人同士がフェイスブックでつながり、その結果、彼のフェイスブックに、非情にも……。ショックでしょうが、とにかくがんばってください。
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