中学受験で頻出!はやく解く「算数の裏ワザ」 「速さ」の単位換算が一瞬でできるテクニック
いよいよ、受験本番が近づいてきました。中学受験を控えたみなさんにとって大詰めの時期、あとわずかの期間のなかで点数をもうひと伸ばしするために頑張っていらっしゃると思います。
そんな受験生を応援するため、今回は、『小学校6年間の算数が1冊でしっかりわかる問題集』などの著書をもつプロ算数講師の小杉拓也が、中学受験の算数でよく出題される分野の1つである「速さ」の問題を解く際に使える「裏ワザ」をお教えします。
知ると知らないとでは大きな差が出るテクニック、ぜひ押さえてください。
この問題をすばやく正確に解けますか?
旅人算、通過算、流水算、時計算、速さと比、ダイヤグラム……などなど、算数の「速さ」に関する範囲はとても広く、苦手にしている子が多い分野でもあります。
しかし、苦手な子が多いからこそ、きちんと解くことができれば絶対的に差がつく部分でもありますから、ぜひ攻略していただきたいと思います。
「速さ」を苦手にしている子が多い原因の1つに、「速さの単位換算」のややこしさがあります。たとえば、次の問題を見てください。
問題:時速43.2kmの自動車は、17秒間で何m進みますか。
あなたなら、この問題をどう解きますか? 通常の解きかたの一例は、次の通りです。
【(裏ワザを使わない)通常の解きかた】
43.2km=43200m
1時間=60分、1分=60秒なので、
1時間=(60×60)秒=3600秒
3600秒で43200m進むので、
43200÷3600=12より、秒速12m
だから、17秒間に、12×17=204m進む
答え 204m
43.2km=43200m
1時間=60分、1分=60秒なので、
1時間=(60×60)秒=3600秒
3600秒で43200m進むので、
43200÷3600=12より、秒速12m
だから、17秒間に、12×17=204m進む
答え 204m
上記のように解くのが教科書的には正しい方法です。正しい解きかたではありますが、「時速43.2km」から「秒速12m」への単位変換のプロセスを、ややこしいと感じた方もいるかもしれません。
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