フランス人から見たら日本女性は不思議だ

なぜそこまで結婚にこだわるのか

フランスには、日本とは違うプレッシャーがある(写真:jaspe / PIXTA)

2017年の正月、40代の日本人女性の友達からの年賀状が届いた。彼女とは長い付き合いで、毎年フランスへ年賀状を送ってくれる。新年のあいさつの横には、何年も変わらない、悲願のメッセージが書き添えられていた。「今年こそ、結婚できますように!」。そのメッセージはますます悲しく聞こえてきた。

私は2009年まで日本の高校のフランス語教師として、日本に住んでいた経験があるが、住んでいた頃、日本では「結婚」というテーマがどれくらい重大なことか、十分に理解していた。当時、私は20代だったから、周りの日本女性の友達とお茶することがよくあったが、「結婚」が話題になることが多かったからだ。

「彼氏いるの?」「どんな人がタイプ?」「結婚は何歳までにしたい?」というのがお決まりの質問だ。私もよくされたが「これが日本文化なんだろうな」と割り切っていたので、気にせずいつも素直に答えていた。

「何歳までに結婚したい?」なんてナンセンス

フランスでは、20代の女性がコーヒーを飲みながら交す恋愛話メニューには、彼氏の有無やおのろけ話、けんかをしたといった話はあるとしても、「好きな男性のタイプ」などという、出会い系サービスの面接で聞かれるようなストレートな質問はあんまり出ない。そもそも、フランスの女子会では恋愛話のお決まりメニューが、たぶん、ない(余談だが、外国人の私から見ると、日本人の会話には決まったパターンがよくある気がする。日本人が外国人に必ず聞く「おはし使える?」「寿司好き?」といった質問のように)。そのため日本のように「結婚は何歳までにしたい?」という質問をされる確率は非常に低いのである。

もちろん「○歳までに結婚したい」とひそかに思う若いフランス人女子はいないこともない。昨年の夏に結婚したばかりのいとこの奥さんが「30歳を超える直前で結婚できてホッとした!」と満足気に話していた。

しかし、フランスの社会では、「何歳までに結婚しないと恥ずかしい」といった暗黙のルールは存在しない。何歳になっても結婚をせずに同棲を続けるカップルだって多くいる。フランスでは、結婚をしなくても、ただ単にカップルでいるというステータスが法律で認められており「Concubinage(コンクビナージュ)」と呼ばれている。これは日本でいう「内縁」や「同棲」と同じような意味だ。

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