池上彰も唸る、佐藤優の「新聞の読み方」3極意 「1紙5分で読める」スゴい方法、教えます

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佐藤氏が、電子版の新聞を重宝する理由とは?(撮影:梅谷秀司、尾形文繁)
あらゆるニュースをわかりやすく「解説」することで国民的な注目を集めている池上彰氏。世界情勢から政治・経済・宗教まで誰にもマネできない鋭い「分析」を出しつづけている佐藤優氏。
2人が膨大な知識を蓄積し、世の中を読み解きつづけられる「知の源泉」は、彼らが毎日実践している「読み方」にある。
2人の「新聞・雑誌・ネット・書籍の読み方」の極意を1冊にまとめた新刊『僕らが毎日やっている最強の読み方』が発売され、12万部を突破するベストセラーとなっている。
「何を」「どう」読めば、2人のように「自分の力で世の中を読み解ける」のか?「知識と教養」を身につける秘訣は何か? 新刊『僕らが毎日やっている最強の読み方』の内容を再編集しながら、その極意を紹介していく。

佐藤氏は新聞10紙の8割を「電子版」で読む

『僕らが毎日やっている最強の読み方』は12万部を超えるベストセラーになっている(書影をリンクするとアマゾンのページにジャンプします)

池上:佐藤さんの1日は、新聞を読むことから始まるんですよね。

佐藤:はい。毎朝だいたい5時前に起床するのですが、ネコに餌をやったあと、まずは新聞をチェックします。

池上:ネコの餌やりから1日が始まるところが、ネコ好きの佐藤さんらしいですね。購読している新聞は?

佐藤電子版で読んでいるのが『朝日新聞』『毎日新聞』『産経新聞』『日本経済新聞』『琉球新報』『沖縄タイムス』『聖教新聞』『ウォール・ストリート・ジャーナル日本版』の8紙です。『琉球新報』と『沖縄タイムス』は紙でも読んでいて、ほかに紙だけで読んでいるのが『東京新聞』『ニューヨーク・タイムズ』の2紙です。

池上:佐藤さんは10紙のうち8割を電子版で読んでいるんですね。私も『日本経済新聞』と『ウォール・ストリート・ジャーナル日本版』は電子版を契約していますが、昔から新聞の切り抜きが習慣になっていることもあって、基本はすべて紙で読んでいます。

ネコの餌やりから1日が始まる佐藤さんのデスクには、たくさんのネコの置物が並ぶ (撮影:梅谷秀司)

佐藤:私も昔はすべて紙で読んでいましたが、2年ほど前から8割の新聞を電子版に切り替え、毎朝アイパッドやパソコンで読んでいます。

池上:紙ではなく、電子版で読むようになったのはどうしてですか?

佐藤:いろいろ試してみて、じつは「新聞は電子版のほうが速く読める」ことに気づいたからです。

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