「切れキャラ」加藤浩次がMCに選ばれたワケ 元プロデューサーと語る「スッキリ!!」の裏側
最初は「正直、やりたくなかった」
三枝 孝臣(以下、三枝):「スッキリ!!」のMCになって10年くらいですかね?
加藤 浩次(以下、加藤):はい。2006年に番組がスタートしたので、10年です。
三枝:最初のMCの仕事は?
加藤:TBS系列の「スーパーサッカー」です。
三枝:もともとMCになりたいと思っていたんですか?
加藤:まったく思っていませんでした。たまたま徳永英明さん(歌手)が病気休養でMCを降板せざるをえなかったんです(2001年5月)。「スーパーサッカー」はずっとファンとして見ていたので、オファーには、僕で力になれるんだったらと二つ返事でした。
三枝:いまでは知らない人のほうが多いかもしれませんが、当時の加藤さんは攻撃的なキャラクターでしたよね。
加藤:はい。暴れん坊の加藤で、頭がおかしいやつだと世間からは思われていましたから、僕自身MCになるなんて想像もしていませんでした。サッカーというのがよかったかもしれません。小3から高3までサッカーを続けていて、一ファンとしてサッカー解説者としゃべるくらいの感覚で、何の違和感もなくて、自分がMCだと意識していませんでしたね。