これまで50代、40代と、紹介してきた世代別比率ランキング。今回は仕事に慣れて各社の中核となっていく、30代の社員を対象にした「30代社員比率」をご紹介する。50代の社員が多い100社、40代の社員が多い100社でも説明しているが、どの世代の従業員が多いかは、単純な平均年齢だけではわからない。『CSR企業総覧』では30代、40代、50代といった、10歳ごとの年代別社員数を掲載。年代別構成は、現在そして将来の企業の姿を知るために、欠かせない情報として重視している
「30代社員比率」は、この『CSR企業総覧』2016年版のデータを基に、各年代の社員数合計を分母、30代の社員数を分子で計算。上位100社をランキングした。11月発売の『CSR企業総覧』2017年版のデータではなく、1年前であることには注意していただきたい。
1位はアニコムホールディングス
1位はアニコムホールディングスの66.7%。ペット保険の草分けで業界首位の同社は、アニコム損害保険を核に動物病院支援なども手がける。今回は持ち株会社としての開示で、従業員は30代6人、40代3人と少ないものの、30代比率は高い。一般的に持ち株会社は社員の年齢は高いが、同社は30代が多数派で、傘下の各事業会社も同様に若い人が多いと予想できる。
5歳までの育児中社員の短時間勤務制度、育児休業から復帰した正社員への育児手当を毎月2万円、12カ月間支給するなど、子育て支援は充実。女性管理職比率33.3%、障害者雇用率2.4%、傘下の事業会社では外国人を5人採用と、多様な人材を活用するダイバーシティ経営も進んでいる
2位はグリムスの60.9%。中小製造業などへ電力料金削減を提案し、電子式開閉器などを販売する。2005年設立の若い会社で、3年連続の増収増益と業績も好調だ。採用は中途が中心ながら、2015年4月は新卒採用も行っている。
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