文化を感じさせる男は、35歳以上でもモテる お薦めは、オペラ、歌舞伎、文芸

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 世の男性は30代半ばあたりから、肉体的、外見的な衰えを感じ始めることが多い。ただ、「もう老いるばかり」とあきらめるのは間違いだ。服装、髪型、話し方、仕事や生活のスタイルなどを気づかうことによって、若さを演出することは十分できる。この連載では、IBM出身の恋愛コンサルタントである青木一郎氏が、頑張らずに若さを保つためのテクニックを分野別に紹介する。
大人の文化を味わいたい男に、お薦めするのはオペラと歌舞伎(写真:Deutsche Oper am Rhein/AP/アフロ)

異次元のアンチエイジング

世間では「アベノミクス」に関心が集まっています。中でも「異次元の金融緩和」はその是非をめぐって議論が白熱しています。今回、私もそれに倣って(?)「異次元のアンチエイジング」を取り上げたいと思います。話は10年間にさかのぼります……。

私が30代半ばを過ぎたころ、「年をとっても、モテるためにはどうしたらいいか?」と考えたところ、あることに気づきました。それは“文化人がモテる。文化を感じさせる男性がモテる”。

たとえば、絶世の美女・夏目雅子を嫁にした伊集院静さん、女優キラーの異名をとる五木寛之さん、そして「不倫は文化」発言の石田純一さん。彼らに共通するのは、おじさんだけど「文化を感じさせる」ということです。

一方、日本のおじさんに欠けているのは、この文化ではないでしょうか。朝から晩まで会社で仕事した後は、飲み屋で愚痴や不満話をして、家に帰ったらテレビをだらだら見て、休みの日はたいていゴロ寝と、文化的な活動はまったくナシの世界です。

対する女性は、アフター5はお花やお茶の習い事、休みの日はコンサートや美術などの芸術に触れたりと、男性よりはるかに「文化」活動にいそしんでいます。実際のところ、ある調査によると、習い事をしている女性は男性の2倍。しかも、男性が「資格取得」や「語学」など仕事に生かせる分野に偏るのに対して、女性は日本文化(華道や茶道)など感性を磨くことに重きを置く傾向があるそうです(住信SBIネット銀行、2011年調査結果)。

こうした女性たちの関心を引くには、私たちも文化を身に付けることが必要ですが、それらは意識して生活を変えたり、時間を作って学ばないと身に付かないものです。

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