コツコツ貯金したいなら4色で流れをつかめ

家計も企業もどんぶり勘定は危なすぎる

生活を支えるおカネの役割を把握することから始めましょう(写真:Satoshi KOHNO / PIXTA)
「月々に必要なおカネはいくらですか?」
あなたはどう答えるだろうか。「30万円ぐらい」とざっくり答える人は、給料日前におカネが足りない「月末金欠」になりかねない素養がある。おカネに振り回されて当然、貯金もできない。そうならないためには、「今月は28万円。来月は保険の支払いがあるので32万円」と、月々で必要になるおカネを把握しておく必要がある。
『資金繰りは4色通帳にまかせなさい』の著者であり、資金繰りコンサルタントとして活躍する税理士の亀田潤一郎氏が、おカネを自分でコントロールする方法を解説する。

おカネの流れ、見えていますか

月末金欠族には共通する傾向がある。それは、「おカネの流れ」が見えていないということだ。会社員の場合、収入は毎月一定していることが多いだろう。「その収入の中でやりくりできさえすればいい」と、おカネの管理がずさんになりがちだ。

私は日頃、中小企業の経営者の資金繰りについて「4色通帳」といって4つの通帳を使って管理する手法をレクチャーしている。

1. 売上収入口座(緑色)
2. 運転資金口座(黄色)
3. 納税緊急口座(赤色)
4.
将来投資口座(青色)

の4つだ。これは、会社経営における複雑なおカネの流れをしっかりと把握してもらうための方法で、これまで数々の企業を倒産の危機から救ってきた。この考え方を、一般的な家庭向けにアレンジすると

1. 給与収入(緑色)
2. 生活費(黄色)
3. イレギュラー支出(白色)
4.
自己投資(青色)

といった感じになる。色は、おカネの役割をイメージするために表現した。収入は、すべてがここからスタートするので、新緑のイメージの緑色とした。ここからおカネをどう割り振っていくか、コントロールするか。これがやりくりのすべてである。生活費は、ここが不足すると貯金を切り崩すか、それがなければ借金するかしないといけないということで、注意を促す黄色をイメージ。

次ページ準備不足では、一気に逼迫してしまう
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