「6月、日本株大暴騰」の根拠

「5・23ショック」のあとに、待ち受けるもの

突然、フェイスブックで語りかけてきたドイツの知人

「タケオ、元気ですか?私のこと、覚えていますか??」

フェイスブック上の個人アカウントで突然、私に“その人”が語りかけてきたのは今年5月はじめのことだった。私たちは、昔ドイツ・ベルリンで知り合った。私が外務省の在外研修をしていた頃の話だ。当時、日本学(ヤパノロギー)の学生で森鴎外研究をしていたドイツ人の“その人”と最後に会ったのは2000年である。今思えば一連の騒動がわが国を、そして世界を襲う直前であり、最後の穏やかな一時だった。

原田氏に久しぶりに連絡してきたシティの「ドイツ人」。彼らは、アベノミクス相場で大きく稼いだのだろうか(写真は黒田日銀総裁、撮影:尾形 文繁)

その後、“その人”は文学研究のためにイギリス・オックスフォード大学に留学する。最初は森鴎外研究を続けていたようだが、どういう風の吹き回しか、ある時から世界屈指の金融街「ロンドン・シティ」で働き始めた。その後、私たちは全く連絡を取り合わなかったが、最近、フェイスブック上で交流を再開した。だが、多忙を極めている“その人”はたとえロンドンに私が出張した時であっても全く時間がない。いや、そもそも送ったメッセージへの返事すらないという状況が続いていた。

「ロンドン・シティ」でも屈指のヘッジファンドの一つでボスの右腕として勤めている“その人”は、私にフェイスブック上でメッセージを送りながらこう教えてくれた。「実は…、5月の終わりに東京でニッポンの機関投資家を相手にボスがプレゼンをすることになっていて。そのサポートで私も行くのだけれど、ついでに15年ぶりに訪れる日本で少しだけ観光旅行ができないかと思って。タケオ、忙しいと思うけど、時間ないですか?」断る理由もないのですぐさま返事をしたのだが、しばらくメッセージは戻ってこなかった。どうしたのかと思っていた矢先に、ようやく返信が来た。5月半ばくらいのことだ。

次ページシティに勤めている、ドイツ人とは何者なのか?
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