日本版ISAは、顧客基盤を拡大するチャンス

インタビュー SMBC日興証券 久保哲也社長

「数十年に一度の大相場」ともいわれるほど、活況を呈する株式市場。証券業界に大きな注目が集まる中、三井住友フィナンシャルグループで、三井住友銀行の副頭取からSMBC日興証券の社長に就任したのが久保哲也氏だ。日本版ISA(少額投資非課税制度、愛称NISA)導入を来年に控えるなど、激変する環境下SMBC日興はどう戦っていくのか。今後の戦略などを聞いた。
空前の活況相場を追い風にどう戦うか(撮影:梅谷 秀司)


――マクロ経済に大きな変化が起きつつある中で、中期経営計画をスタートさせるというタイミングで、フィナンシャルグループの経営陣(三井住友銀行副頭取兼任)から傘下の証券会社の社長に就任しました。 

 現在の中期経営計画(2016年3月期の経常利益目標1000億円)は、2012年前半から策定し始めた成長戦略だ。

もともと、SMFG(三井住友フィナンシャルグループ)は、2009年の当社買収から3年後には当社の経常利益1000億円程度を目指そうと考えていた。経営環境面でさまざまなことが起きて、この目標ラインまでは到達しなかったが、証券他社が苦労している中で、当社が底堅い収益を上げてきていたことは間違いない。しかし、それに満足することなく、より持続的な成長を果たすためには、さらに何をすべきなのかを考えているときに、アベノミクスによる経営環境の変化が起きた。

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