サムスンがシャープ等4社の株を売ったワケ 売却益は総額1兆ウォン以上に
[ソウル 18日 ロイター] - 韓国のサムスン電子<005930.KS>は18日、オランダの半導体製造装置大手ASMLホールディング<ASML.AS>や米ハードディスク駆動装置(HDD)大手シーゲイト・テクノロジー<STX.O>など4社の保有株式を売却したことを明らかにした。中核事業向け投資資金の確保が狙い。
同社の声明によると、ASML株は約半分を売却、シーゲイト株は保有する4.2%すべてを売却した。
このほか、シャープ<6753.T>の株式0.7%と米半導体開発ラムバス<RMBS.O>の株式4.5%もすべて売却した。
サムスン電子の広報担当者はロイターに対し、株式の売却益が総額1兆ウォン(8億8885万ドル)を超えたと明らかにしたが、売却の時期など詳細には言及しなかった。
9月8日にロイターが入手したタームシート(条件規定書)によると、ASML保有株の約半分の売却額は6億0600万ユーロ(6億7599万ドル)。
ラムバス、シーゲイト、シャープの保有株は16日終値に基づくと総額4億5640万ドル。
サムスン電子は「これらの企業との業務提携に影響はない」としている。
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